病気と仕事は、完全に切り離すことはできないですね。
三井記念病院 地域医療部 福祉相談室／がん相談センター
主任 医療ソーシャルワーカー・社会福祉士 尾方欣也 様
三井記念病院
三井記念病院 がん相談支援センター
Q1.ご依頼前に困っていた事
患者さんから、仕事についての相談があったときに、職場で病気のことを本当に話していいのだろうかなど、漠然とした不安が生じ、患者さんの背中を押す力が弱かったと思います。
Q2.当事務所を選んだ理由
ソーシャルワーカーの研修で近藤さんの講義を聴き、がん患者さんの抱える課題を理解なさっていることがわかり、是非とも近藤さんとともに仕事がしたいと思いました。
Q3.当事務所に期待していた事
患者さんと直接会って相談に乗っていただいたり、私たち相談担当者の就労支援スキルを上げるために近藤さんの支援内容を学びたいと思っていました。
Q4.ご依頼後、何か変化はございましたか？
日ごろの相談場面で、常に「仕事の方はどうなんだろうか」と意識するようになりました。
がん以外の疾患（例えば難病など）を抱えた患者さんも、そして介護を担う家族も就労問題を抱えていると思います。病気と仕事は完全に切り離すことはできないことは明らかですので、患者さんや家族をともにサポートしながら、ともに社会に発信をしていきたいですね。
社会保険労務士に相談できる環境がありますので、安心感があります。
三井記念病院 看護部 がん看護専門看護師 柏田孝美 様
Q1：ご依頼前に困っていたこと
当院のがん相談支援室においでになられた患者さんの中に、仕事に関するご相談をされる方がいらっしゃいます。不本意な人事異動や降格、治療と仕事をどのように両立させるかといった問題に適切に対処できるような制度の知識も乏しく、手探りで支援を行っていた状況でした。
Q2：当事務所を選んだ理由
お仕事に関する相談者がいらっしゃった場合、ご相談の内容によっては「桜井なおみさんのHOPEプロジェクト（CSRプロジェクト）」へ患者さんをご紹介しておりましたので、その経緯もあり、社会保険労務士でCSRプロジェクトの副代表理事でもある、近藤明美さんにお願いしました。
Q3：当事務所に期待していたこと
がん患者さんの仕事に関するご相談について、制度面だけでなく制度を使うタイミング、そして、会社や上司とのやりとりなどといったノウハウなど社会保険労務士からの支援が受けられることで、私たち看護師やソーシャルワーカーでは支援できない部分をケアしていただけると期待しておりました。
Q4：ご依頼、何か変化はございましたか？
患者さんから、お仕事に関するご相談を受けるとき、相談を受ける側としても社会保険労務士に相談できる環境がありますので安心感があります。
また、個別相談会後の相談者の反応をみていると、決して仕事を続けることを諦めないことや、制度を利用することによって現状を打開する方法の提案に安堵されていることが伝わってきます。このような取り組みを病院で行ってみて、改めて治療と仕事は切り離せないと認識していますし、社会保険労務士による専門家の支援が病院で受けられることは、相談者の目線で考えると非常に有意義であると感じております。
多くのがん患者さんへ貢献できるよう、社会保険労務士への教育や他職種への教育などといった活動にも期待しております。
不測の理由で働く事ができない社員の就労に、貢献するための方法に期待
フォルテシモ 代表 高垣 諭 様
Q1：ご依頼前に困っていたこと
パートさんから、以前働いていた職場からの雇用保険を引き継ぎたいとの相談を受けるも、本やネットでの情報では細かい手続き等が分からなかった為、ご相談させて頂きました。
Q2：当事務所を選んだ理由
CSRプロジェクトにて一緒にお仕事をさせて頂いてその真摯な仕事ぶりはもちろん、非常に親しみやすく楽しいお人柄に、労務関連で仕事をお願いする時は絶対に近藤さんにと決めておりました。
Q3：当事務所に期待していた事
労務関連での相談と言うと、どうやって従業員との摩擦を解消するかという事に主眼を置かれたものが多いような気がします。
しかし我々としては、楽しく充実して働ける環境を整える方法や、がん患者をはじめ不測の理由で働く事ができない人の就労に少しでも貢献するための方法等、様々な側面から支援していただければと思っておりました。
Q4：ご依頼後、何か変化はございましたか？
手続き書類の複雑さを改めて実感し、依頼して良かったと心から思っております。それと同時に、雇用保険を始め労務関連の必要最低限の整備を早くきちんと整えなければと、気持ちを新たにすることができました。
CSRプロジェクトを含めた、近藤さんの社会的な活動に非常に共感しております。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
